2014年11月13日

宮崎ますみさんの「びぶれ」コラム26

雨上がり…北西の強い風が今日は吹いています。
この風が吹くと、いよいよ冬だなぁ…と毎年思います。

遠州の空っ風
冬になると決まって吹く風

風は澱んだ空気を押し流し浄化してくれる…といいますが
家の外に置くものは、台風並みに慎重にしないと
この風に吹き飛ばされてしまいます。

風に体温を奪われないように、温かくしてお出掛けくださいね。


さて、宮崎ますみさんのコラム 本日掲載されました。
ゆっくりとご覧くださいませ。


「いつでも自分を変えられる」26
【子どもの個性を伸ばす】
 
前号で、ユニークなキャラクターの次男について、お話ししました。
成長するにつれ、人と自分が何となく違うことに気づき、
「僕は普通じゃないの?」「僕、何ができるんだろう」と不安そうに言った高校生の息子…。

彼が幼い頃、私が「この子は将来、何ができるのだろう」と心でつぶやいた際、
「僕、何だってできるよ」と言ったことを思い出しました。

その時、私は彼の持つ直感力と純粋性を壊さないよう、独自の才能を伸ばしていこうと決心したのでした。
世の中には、勉学の優秀さを授けられた人もいれば、素晴らしい身体能力が備わっている人もいます。
また、人とのコミュニケーション力や人を笑わせる才能に長けている人だっているでしょう。

今の社会では、発達障害や学習障害といった呼び方で、子どもたちを「普通の子とは違う」と区別していますが、
その区別によって「他の子ができることを自分はできない」といったように苦しみ、自分を責めるようになる場合があります。
また、それが原因でいじめられたり、将来の仕事や生き方に不安を覚えたりすることもあります。

たとえば、人を疑わない子どもは知らない人でも積極的に話し掛けていくことがありますが、
その際に「変な子」としていじめられたり、教師や親に「話し掛けないように」と矯正されたりする場合があります。
そうすると、人と話すのが怖くなったり不安を抱いたりしてしまう。こうした二次的障害も多いのです。

私は、自分を他の人と比べる必要はないし、一人ひとりが持っている本来の力は、いくらでも引き出せると思っています。
もし、社会からレッテルを貼られて悩んでいる方がいたら、こう言いたい。

「あなたにはあなたの素晴らしさがある。あなたがあなたらしく生きる場所が必ずあるから、そういう場所を探しなさい」と。

子どもたちは、素晴らしいスピリットを神様からの預かりものとし、感受性のアンテナをびんびんに立てて生まれてきます。
今の子どもたちを見ていると、感受性のアンテナをポキポキ折られ、「不健康な社会」に適応させられ、
息苦しく、カラカラの状態になっているように見えます。

子を持つお父さん、お母さん。
どうぞ、視点を変えて子どもたちの個性を受け入れ、豊かに伸ばしてあげてください。




宮崎ますみさんの「びぶれ」コラム26


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